最近なんだかお腹の調子がイマイチ。お腹が張ったり、逆にゆるくなったり・・・その日によって調子が違うので困っていたのです。お腹の調子が悪いと旅行はもちろん、日々の外出もおっくうになってしまいますよね。おかげで○○駅のトイレは××デパートが一番きれい、とか、その中でも△階が穴場、とか、よく利用する駅のお手洗い事情に妙に詳しくなっている今日この頃です。 何か対策をしなくてはと思い、プレーンヨーグルトにフルーツを入れたものを朝食の時に食べています。季節の果物を入れて食べるヨーグルトは、お砂糖を加えなくてもじゅうぶん美味しくて満足なのですが、だんだん涼しくなってくると、寒い朝に冷たいヨーグルトは食べたくないんですよね。何か他に良い方法はないかなとネットサーフィンしていたところ、乳酸菌サプリというのを見つけました。普段から栄養補給や美容のためにサプリを飲む習慣はあるので、これなら季節に関係なく続けられそうです。乳酸菌サプリには腸内環境を整えて、免疫力を活性化する効果もあるそうです。がん予防にも良いと聞くし、コレステロールにも効果があるみたいだし、乳酸菌サプリ、一度試してみる価値はありそうです。
見出し:思い返せば小学生から便秘症。 「お通じ」は毎日あるのがベスト。 それを知ったのは高校生になってから。友達との間にダイエットや美容の話題がのぼるようになり、便秘がダイエットの大敵であると知った時でした。1990年台前半のお話です。思い返せば小学生の頃から「毎日お通じ」なんてあったことがありません。3日に1度なんて当たり前。 わあ、それが私のがっつりしっかり、お腹ぽっちゃり体型を作っている原因なんじゃない? さて、ここから私の便秘との長い戦いが始まります・・・。 見出し:「やさしく出す」より「とりあえず出せ!」の時代。 当初はまだ「やさしく出す」よりも「とりあえず出せ!」という時代。例えば某有名便秘薬にもまだ効果が穏やかにやってくる「生薬タイプ」などはありません。消化以外の腸の役割も知られておらず、とにかく刺激を与えてお通じに繋がればよいと多くの人が思っていたのではないでしょうか。 食物繊維の重要さも認められてきて、便秘薬あるいは食物繊維、そんな便秘対策を続けていました。食物繊維はともかくとして、便秘薬は「痛み」との戦い。正直「自然なお通じ」とは程遠いもの。便秘薬を飲んだ翌日、予期せぬ時間にやってくる激痛とトイレ欲求に耐えなければなりませんでした。 見出し:そして、乳酸菌との出会い。 時は過ぎて社会人に。自然なお通じの大切さを知り、大学時代には便秘薬使用から卒業していたものの、やっぱり便秘は治らず・・・。もう体質なのかと諦め、せめて少しでもお通じを増やせるようにと食物繊維ドリンクや繊維質な野菜を取るように心がけていました。 この頃、やっと私は腸と乳酸菌の重要な関係を知るようになります。ヨーグルトを食べても効果を感じたことはなかったけれど、ただ単に1度や2度ヨーグルトを食べるだけでは自分に合う乳酸菌を摂取したことにならない。「腸内環境」の大切さを知ると同時に、ひとつの新しい解決法を見出した私。どうしてちゃんとお通じがないんだろう?・・・その答えのひとつと言えるものがありました。 見出し:自然なお通じを目指して。 このコンテンツでは、私テンコが自分自身の経験を通じて蓄積した乳酸菌の知識をご紹介します。未だ「完全に解決されたわけではない」私の便秘問題ですが、腸と乳酸菌について知ることで、むやみに体をいじめるような手段に走らず、自然なお通じを目指すことができています。 腸の調子がいいと、病気になりにくく健康になる、お肌も綺麗になる・・・そんな素敵な循環を一緒に目指しましょう!
見出し:腸は消化器官だけど・・・。 腸の基本的な役割は「消化」と「吸収」です。食べたものが腸を通ることで、食べ物をより小さく砕き、栄養素を吸収し、カスだけにして外に出します。カスがずっと体内に留まってしまうと、食べ物を放置しておけば腐ってだめになるように、体にとってよくないものになってしまいます。 あたかも「吸い取って出す」だけのように思われていた腸。もちろん、それも栄養を摂取しなければ生きていけない人間にとって非常に重要なことなのですが、近年、別の重要な役割も果たしていることもわかったのです。 見出し:第二の「口」と考えてもいい大切な器官。 私たちは口に食べ物を入れることで、ある程度「これは食べるものだ」という判断ができます。硬さや苦さで、これは食べてもよいものかどうかということを判断するわけです。実は、腸も同じように「吸収してよいものかどうか」を判断する機能を持っています。口の場合、そこに本人の食べ物の好みも関わってきますが、腸は純粋に体にとってよいか悪いかを判断できる機能を持っているのです。体の奥深くにある器官ではありますが、そういう意味では「第二の口」とも言えるのです。 見出し:だから、ただ「出す」だけじゃだめなのです。 便秘薬を常用すると、腸に大きなダメージを与え続けることになり、正常な判断もできなくなります。本来、腸自身が動いて便を押し出すべきなのですが(この運動のことを「ぜん動運動」と言います)、後にご説明する「ぜん動運動を促す機能」も低下してしまうのです。こうなると、便秘薬なしでお通じを迎えることが難しくなってしまいます。消化と吸収だけじゃない、必要なものをきちんと選んで吸収する機能もある・・・と考えれば、ただ出すためだけに刺激を与えることがよくないことがわかります。
見出し:腸は菌だらけ。 「殺菌」「除菌」がブームになって久しいですが、そもそも人間には数え切れないほど多くの菌が存在しています。完全な除菌、殺菌が非常に難しいことであるのがわかります。 人間の体内の中でも、特に腸は最も多くの菌が存在しています。その数は100~400種類、100兆個にものぼると考えられており、この菌が腸の環境を左右しているのです。腸に存在する菌のことを「腸内細菌」と呼びます。 見出し:腸内細菌とは。 毎日お通じがある方は、毎日腸内細菌を見ていることになります。腸内細菌は増殖と死滅を繰り返し、常に一定の量が腸内に存在するようになっています。量は重さにして1.5kg。なんと、便の50%程度が腸内細菌の死骸であると考えられているのです。 100兆個以上の菌は、腸の中で絶妙なバランスを保ちながら存在し、自分たちを守りながら腸も守っています。腸内にびっしりと菌が敷き詰められている様子は花畑に例えられ、「腸内フローラ」および「腸内細菌叢(さいきんそう)」と呼ばれます。 見出し:健康状態により腸内フローラは変化する。 最近の研究により、「成人病患者の腸内フローラは乱れている」ということがわかりました。腸内細菌は良い菌だけでなく悪い菌もあるのです。「悪い菌が活動しやすい状況」=「腸内フローラが乱れている」=「不健康な体」という構図が成立したことにより、腸内フローラ改善はより重要なものと考えられるようになりました。
見出し:菌の分類方法。 腸内細菌については、まだ研究途上であり、わかっていないこともたくさんあります。便宜上、「人間にとってよい菌か、悪い菌か、どちらでもない菌か」という方法で分類して考えるのが一般的になっています。それぞれ「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」と呼びます。 見出し:「善玉菌」と「悪玉菌」。 善玉菌の代表は、このコンテンツで主役となる乳酸菌、乳酸菌の仲間であるビフィズス菌や糖化菌です。悪い菌の活躍を抑えるなどの作用で、腸内をよい状態に保ちます。一方、悪玉菌は病気に繋がる菌であり、大腸菌、ブドウ球菌、ウェルシュ菌、緑膿菌などがあります。腸内に悪玉菌の比率が高くなってしまうと、健康なお通じがこないばかりか、有害物質や発がん性物質が増加してしまいます。ただし、先ほどご説明したとおり、悪玉菌も便宜上「悪」と分類されているだけで「腸からなくなればよい」というものではありません。後ほど詳しくご説明しますね。 見出し:「日和見菌」は悪玉ではないけれど・・・。 日和見菌は「日和見」の名前通り、基本はどちらつかずで優勢な方に傾く菌のことを言います。普段は無害ですが、体調や腸の状況が悪くなると悪玉菌に近い活動を始めます。大腸菌や連鎖球菌がこれに属します。 ちなみに、肌の常在菌もやはり善玉、悪玉、日和見と分けられています。肌が乾燥したり強い刺激を受けると悪い菌を呼び込んでしまうのが日和見菌です。表面でも内面でも、菌のバランスが人体の状況を左右するものだということがわかります。
見出し:悪玉菌がなければよいの? 悪玉菌は病原菌となりうる菌で、生活する上でも気をつけなければならない菌です。例えば大腸菌が手についたまま食事をすれば下痢や腹痛の原因になりますし、0-157のように毒素の強い大腸菌は加熱による殺菌が必要です。一定の量を保って腸内にいる限り無害なものですが、人間が生存していく上では非常に注意が必要になる菌。なくなればいいのにと思うかもしれませんが、もちろん人体からも地球からも完全になくすことは不可能ですし、実は大切な役割があることもわかっています。 見出し:赤ちゃんの免疫を作る役割。 生まれたばかりの赤ちゃんには、まだ菌がありません。無菌状態の腸に、やがて悪玉菌が入り込みます。これで初めて赤ちゃんの腸は「悪いもの」を知り、「悪いものと戦う必要性」を知るのです。病原菌に感染することで体に抵抗力ができ、その病原菌に強くなることを「免疫機能」と言いますが、まさに人間として最初の免疫は悪玉菌により腸で作られると言えます。 見出し:重要なのはバランス。 悪玉菌が体の中にあること自体は決して悪いことではありません。重要なのは、善玉菌と悪玉菌のバランスが取れていることです。健康な腸でいるには、善玉菌が悪玉菌よりも優勢な状態を保ってあげること、そして、日和見菌が悪玉に傾かず中立の状態でいられることが必要なのです。
見出し:善玉菌のひとつ、乳酸菌。 乳酸菌は善玉菌の一種です。少し科学的なお話をすると、炭水化物をエネルギーに変える際(これを「代謝」と呼びます)、「乳酸」を作り出す菌のことを総じて「乳酸菌」と呼ぶことになっています。乳酸ってなに?となるとちょっと難しくなりますが、身近なところで「発酵の時に分泌されるもの」と考えるとわかりやすいと思います。ヨーグルト、漬物、味噌、醤油、お酒。実は日本人が昔から大変お世話になっている菌だとも言えるのです。 見出し:人体の中での発酵。 「発酵」は「腐る」とは別のことです。発酵により食べ物は酸性になり、他の雑菌は死滅してしまいます。腸の中でも同じことが行われていると考えてください。乳酸菌は糖分などの炭水化物を使って代謝を行い、乳酸を作り出して腸内を酸性にします。これにより、悪い菌が生存しにくい状態を作ってくれるのです。これ以外にも乳酸菌の活動によるメリットはたくさん発見されています。 見出し:乳酸菌は減少する。 乳酸菌はもともと腸の中にいるものですが、加齢やその他の原因により減少してしまうことが知られています。そこで、外にある乳酸菌、つまり乳製品や発酵食品などで乳酸菌を補給してあげればよいのではないか、と考えられています。食べ物の乳酸菌を補給すれば腸の乳酸菌が増えるのか?その結論に至るには、多くの研究が必要とされてきました。
見出し:人間と乳酸菌との関係は生まれる前から。 生まれたばかりの赤ちゃんの腸は「無菌状態」。そこに悪玉菌が入って赤ちゃんの腸は免疫力を付ける・・・とご説明しましたが、その後はどうなるのでしょうか? そもそも赤ちゃんは母親のお腹の中でも乳酸菌に守られて過ごしています。生まれるときにも、乳酸菌に包まれるようにして生まれてくるのです。外の世界に出ていきなり多くの菌に囲まれても無事でいられる理由はそこにあります。 見出し:生まれたばかりの赤ちゃんの状態は。 赤ちゃんは母親の産道を通る時や、産後に過ごすその場所で、口や鼻から空気中を漂うさまざまな菌を吸い込み感染します。入り込んできた悪玉菌と戦うのは、母乳を飲むことで腸内に定着し始める善玉菌、それが乳酸菌です。 見出し:乳酸菌不足はアレルギーやアトピーの原因にも。 最近、アレルギーを持っていたり、アトピー症状に悩まされる子供が増えています。その要因はいくつかありますが、「乳酸菌不足」も原因のひとつであることがわかっています。母親から受け継ぐ乳酸菌が不足しているのです。十分な母乳を与えることは乳酸菌不足を防ぎますが、母親の腸内環境が悪ければその母乳の乳酸菌も減ってしまいます。赤ちゃんの乳酸菌を増やしてあげるには、まずお母さんが自分自身の乳酸菌を増やしてあげる必要があることを知っておきましょう。 アレルギーと乳酸菌の関係については、「アレルギーと乳酸菌」でさらに詳しくご説明します。
見出し:ヨーグルトの国、ブルガリア。 ヨーグルトが腸にいい・・・ということが科学的に立証されるよりもっと前から、ヨーグルトは人々の健康に役立ってきました。最初にヨーグルトの力に気づいたのは、ロシアの生物学者メチニコフ。彼は老化の原因となるものを研究しており、ヨーグルトを日常的に食べているブルガリアの人々が長寿であることから、「ヨーグルト不老長寿説」を唱えました。 見出し:「不老長寿説」から数々の研究へ。 腸内で腐敗を招く菌が毒素を発生させ、その毒素が老化を招く。そう考えたメチニコフは、腸内の腐敗を防ぐために自らもヨーグルトの摂取を始めました。メチニコフは実験のためにコレラ菌も飲んでしまったこともあり、非常に実学を重視する人だったようです。 メチニコフの発表はまだまだ研究の余地がありましたが、これを機にヨーグルトに含まれる乳酸菌や腸内細菌についての研究はとても盛んに行われるようになりました。メチニコフは晩年の1908年、ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。 見出し:その後発見される、乳酸菌の数々の役割。 ヨーグルトから端を発した乳酸菌研究。乳酸菌の役割とともに腸内細菌の役割も次々に発見されました。メチニコフの不老長寿説は現在の多くの研究に繋がっていると言えます。「ヨーグルト=健康」の図式ができあがった経緯に乳酸菌の存在があることを忘れないでくださいね。 では、次のコンテンツからは具体的な乳酸菌の役割についてご説明します。
見出し:乳酸菌は「酸性」を保つ。 人間の体はPH7.4程度の弱アルカリ性に保たれています。酸性の食べ物を食べ続ける程度で変動するものではありません。ところが、肌の表面だけを調べてみると、「弱酸性」であることがわかります。雑菌や病原菌はアルカリ性を好むので、人体は肌を酸性に保つことでそれらの侵入を防いでいるわけです。 では、体の内部にある腸はどうでしょうか?腸も肌と同じく酸性を保ち、雑菌の繁殖を防いでいます。乳酸菌は乳酸を分泌し、腸を酸性に保つ役割を果たしています。 見出し:腸のフィルター機能を果たす乳酸菌。 腸は食べ物の栄養分を吸収する機能を持っていますが、有害な菌も一緒に吸収してしまう恐れがあります。乳酸菌が腸内を酸性に保つことで、病原菌などの体にとって悪いものは通さないというフィルター機能を果たすことになるのです。腸内がアルカリ性になれば、この機能も低下してしまいます。 現代人はファーストフードなど脂質の摂取が多い食事が増えています。過剰な脂質は悪玉菌の活動を促してアンモニアなどの成分を分泌し、腸をアルカリ性に偏らせてしまうのです。 見出し:菌と戦う乳酸菌の力を応用。 最近、乳酸菌の殺菌作用を応用し、口臭を減らす効果の研究も進んでいます。口臭の原因のひとつは、口や歯の間に残った食べ物のカスを栄養として増えた雑菌ですから、その効果は十分に認められるわけです。ただし、乳酸菌が作る乳酸は虫歯の原因となってしまいますので、ヨーグルトを食べた後は歯磨きを忘れずに・・・。乳酸菌を使った口臭グッズを探してみてくださいね。
見出し:乳酸菌とよいお通じの関係。 乳酸菌の効果の中で最も有名なのが「便秘解消」ですね。お通じのためにヨーグルトを毎日食べているという方も多いでしょう。それは実際に効果が期待できることなのですが、どうして乳酸菌が便秘に効くのかということまではなかなか知られていないのではないでしょうか? 乳酸菌が持つ「よいお通じのための効果」は2つあります。 見出し:ぜん動運動を促進する効果。 まずは「ぜん動運動」を促進する効果です。「ぜん動運動」とは、腸が便を排出するために押し出していく波の動きのような運動を言います。便秘の方はこのぜん動運動が弱ってしまっている場合が多いものです。 便秘薬は腸を刺激してぜん動運動を発生させ、お通じを促すものですが、便秘薬を常用しているとやがて腸は慣れて薬が効かなくなったり、自分自身でぜん動運動を起こすことができなくなることがあります。それに対して乳酸菌が起こすぜん動運動は本来の反応から起こる自然なもの。便秘薬のような危険性はありません。 見出し:便の水分量を調整する効果。 乳酸菌には「便に含まれる水分量を保つ」効果があります。腸の中に長く滞在していた便は、どんどん水分を吸い取られて硬く、そして腸の中で移動しにくくなってしまいます。適度な水分量を保ち健康な便を作るのも乳酸菌の役割なのです。適度な柔らかさがあれば、お通じもすんなりと済み、便が腸内に停滞してしまうこともなくなります。